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神楽坂の気になる人たち

2019.09.24 【店】“思わぬ出会い“と国際交流が生まれる場所「UNPLAN Kagurazaka」特集

みなさんこんにちは!可楽ヒロミチです♪

今回は神楽坂のおススメスポットを特集します!登場いただくのは、

「UNPLAN Kagurazaka」さんです!

2016年4月にオープンしたホステルで、1階にカフェ「Gather by UNPLAN」・2階と3階がドミトリーとなっており、日本に来た外国人の観光客が多く利用しています。

中には再度日本に来た際にご利用するリピーターも数多く、カフェではゲストたちによる交流が盛んに行われています。

また、宿泊者に加えて一般の方も参加できる定期的なイベントを開催しており、なんと毎週国際交流ができる場となっているのです。

UNPLAN Kagurazakaさんではどんなイベントが開かれているのでしょうか?

スタッフの志賀康洋さんにインタビューしましたのでその様子をお届けします♪

カナダでのワーキングホリデー経験のある志賀さんは、国際交流をしていくなかで感じたこと自身の経験から日本人が今後どんなことが必要なのかなども交えてお話しいただきました!

 

イベントを通じて″思わぬ出会い・体験“を提供する

 

―UNPLAN Kagurazakaさんの特徴は何ですか?

神楽坂が静かで大人な街というのが影響してなのか、落ち着いたゲストが多く訪れます。

日常の風景としましては、当館には1階にGather by UNPLANというカフェを設けており、外部のお客様とホステルにステイしているゲストが分け隔てなく同じ空間を行き交っています。

静かに過ごしたいと言ってリピーターになる方もいるので、そこがUNPLAN Kagurazakaの1つの特徴です。

―神楽坂にオープンしようと思ったきっかけは何ですか?

日本の情緒を感じられる神楽坂という街が、海外ゲストに好まれると思ったのでオープンしようと考えました。

―UNPLAN Kagurazakaさんではどんなイベントが開催されていますか?

当館では、大きく分けて3つジャンルのイベント、計6種類をご用意しています。

ゲストと一緒にお酒を飲むイベント(2種類)

Night Out (8月に「Bar Hopping」から名称を変更)

神楽坂の町をゲストたちと一緒にはしご酒をして、神楽坂の町の雰囲気や英語のメニューがない居酒屋さんをアテンドし、交流を深めることで「UNPLANに来て良かった」という体験を提供します。

SAKE & SHOCHU TASTING PARTY

日本酒と焼酎を何種類か用意してゲストが利き酒をして楽しみます。

ぼんやりとした日本酒と焼酎の知識を明確にして、もっといろんな銘柄の酒を楽しめるように啓蒙しています。

ゲストと一緒に料理をするまたは食事をするイベント(2種類)

Takoyaki partyGimbap party

ゲストとスタッフが同じ体験を通して、仲良くなれるよう促します。当館のスタッフには韓国人も勤務していてリアルな韓国料理(Gimbap)とたこ焼きを提供して楽しい体験をしてもらいます。

ガイドツアー(2種類)

ESS student guide tour

東京大学の学生さんとコラボレーションしたイベントで、UNPLANに滞在しているゲストのみ参加できます。
毎回学生さんが考えてきてくれるコースを弊社スタッフも同行し、ゲストに楽しんでもらいながら日本の歴史やコアな場所を教えていきます。

日本人によるガイドですが、弊社スタッフによる外国から見た視線のフィードバックを受け、日本人には気付かない感想や問題点を見つけることで、面白いイベントにしようと日夜模索しています。

Kagurazaka walking tour

神楽坂に住んでいるスタッフが自主的に開催してくれたイベントで、地元民だからこそ知っている、ガイドブックに載っていないお店やオススメスポットを紹介するウォーキングツアーです。赤城神社や石畳が残る横丁などを一緒に歩き、日本の情緒を体験しながら歴史を教えています。

―イベントのコンセプトを教えてください。

全体に共通するのですが、大きな命題として「ゲスト同士またゲストとスタッフをつなげる″思わぬ出会い・体験“を与えるという」役目があります。それはUNPLANが目指すところに帰属しています。

特にオススメのイベントはどれですか?

Night Outですね。

Night Outは毎週火曜日に行われていまして、神楽坂の居酒屋でスタッフと共にゲストが食事やお酒を楽しむイベントです。ゲストからは「このイベントに参加しなかったらお店には行けていなかった」というご意見も多々いただいています。

コンセプトは「神楽坂だからこそ他にはないローカルなところを紹介する」です。

神楽坂の街って「かくれんぼ横丁」っていうくらい隠れ家がたくさんあるじゃないですか。そういうところをみんなで共有することによって、新宿や渋谷といった”ザ・東京”を見てきたゲストたちが「こんな場所もあるんだ」と感じてほしいと思っています。

過去を遡れば城下町だったということで、長い歴史があるというのも紹介したいです。

そしてゲストの方にはまたここに帰ってきてほしい帰ってきてさらに仲良くなれることに重きを置いているイベントです。

―今後、どんなイベントをやりたいですか?

東大生とコラボさせてもらっているので、彼らだけでなく他の日本の大学生もと組みたいと考えています。あとは日本の教育機関、小中高の学生と一緒にやりたいですね。

 

Night Outが1人の人生を変えた

 

外国人のお客様にはどのくらいイベントに参加いただいているのですか

宿泊ゲストの方が参加するので圧倒的に日本人より多いです。9:1の割合で外国人の方になります。日本人の方は神楽坂に住んでいる方が多く、リピーターになっていただいています。

―9割が外国人の方ということですが、神楽坂に住んでいる人にとっては自分の街に国際交流の機会があるのは魅力ですよね?

そうです。なので僕は神楽坂在住の日本人の方にもっと来て欲しいんですよ。

―参加者の反応はどうですか?

「1人ではこんな場所に行けなかった」、「友達ができた」などといったフィードバックがあります。

政治・宗教のことも日本人よりもフランクに話したりしますので、「そういう考えがあるんだ」と新しい価値観に触れられたというお客様もいらっしゃいます。僕らも一緒に経験をさせていただいていますね。

あと、もうちょっと長く居たかったって意見もあります。

―国際交流をしていく中で感じたことありますか?

日本人は世界をもっと知るチャンスがあると思います。

日本のパスポートはビザがなくて、世界的に見ても最も簡単に外国へ行けるパスポートの1つなんですよ。でも、日本人のパスポート普及率は25%程度と4人に1人しか持っていない。

それをもっと増やしたいと思いゲストハウスで働き始めたのですが、UNPLAN Kagurazakaで国際交流を始めてから改めて「日本人にはもっと外国の方との交流が必要なんだ」と強く感じました。

―イベントを通じて何か変化があったエピソードってありますか?

ゲストとして来たロビンというオランダ人がNight Outに参加した時の話です。

弊社にはフリーアコモデーションという、週20時間働くと無料でドミトリーに暮らせるという制度があるんですね。

彼はイベントに参加して以降、この制度を使って働き始めてゲストからスタッフになり、今新宿で働いています。Night Outに参加することで彼の人生が変わったんです。

あとは、神楽坂のオフィシャルでガイドをやっている方がお店に来てくれて、色んな方と繋いでくれたこともありました。なので思わぬ出来事が起きますね。

 

カナダのワーホリ経験から芽生えた“イベントで実現したいこと”

 

―イベントを通じて実現したいことは何ですか?

UNPLAN Kagurazakaという場でワイワイお酒を飲んで楽しんで、参加いただいた外国人のお客様に最高の思い出を提供することは間違いなくやらなければならないことです。

でも我々のやりたいことはむしろ日本人がターゲットなんです。

というのも、僕は以前ワーキングホリデーでカナダに1年いました。大学を出ていたので英語話せるかなって思ってたら全然話せない。その時気づいたんですけれども、話せないのは単純に英語力ではなくて、外国人と接する機会があまりに少なく、外国人慣れしていないことでした。

日本人が外国人を見た時には絶対英語を話さないといけないけど話せない。そこで「じゃあ無理だ」ってシャッターを閉じる方が日本人にたくさんいるんだなと。

でも、世界的に見て英語が公用語でない国も多いです。メキシカンだってスパニッシュだし、ヨーロッパだって各々の国の言葉を使っています。

大切なのは「その人に興味があって相手のことを知りたい」ことだと思っています。英語はそのツールです。僕も英語を話せるようになりたいですけど、それはあくまでツールであって、ゴールは「その人をもっと知りたい」ということだと思うんです。

なのでまずはUNPLANのイベントを通して、日本人が我々のゲストと交流することで少しでも外国人慣れしてもらいたいです。街で電車が分からない時に声を掛けられるかどうかが社会に影響を与えるし、来年の五輪後にも大きい出来事が起きると思います。

これから日本だけじゃなくて世界「市民」になっていかなければならない時に、僕らのもっと若い世代の小学生とか中高生の子達に外国の方と交流できる場を与えていけば、日本が少しでも変わっていくのではないかという想いでこれらのイベントをやっています。

 

神楽坂に“帰ってきたい”と思えるように

 

―今後、神楽坂をどう盛り上げていきたいですか?

外国人の方で、日本に2回目・3回目と来る場合は、もっとローカルなところに行ってほしいんですね。

そうなると逆に神楽坂が強くなると思っています。人によっては最初に行った方がいいこともありますが、お客様が楽しんでもらうというニーズがあるので、いつも「神楽坂いいよ」と言うことはできないです。ただ、一度来た方が神楽坂に帰って来たくなるように僕らががんばって、もし帰ってきたら「神楽坂っていい街でしょ」って言えるようなサイクルをつくって街を盛り上げていきたいです。

あとは、神楽坂で僕らがまだ見ていないものをまず知って、何がやれるかを考えています。

オープンして3年経ち、これからは街のことに目を向けていける段階まで来ました。なのでホステルだからこその強みを忘れずに神楽坂を盛り上げていきたいと思っています。

UNPLAN Kagurazakaさんでは国際交流できる機会が毎週あります。神楽坂に住んでいる方や国際交流に興味のある方はぜひ参加してみてください!

レポートby 可楽ヒロミチ