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2017.07.25 地域に親しまれる病院に〜【JCHO東京新宿メディカルセンター】パート1

皆さんは、どこの病院に行くかを決めるとき、何を参考にして決めていますか?
知り合いの口コミ、ウェブサイト、と言ったところでしょうか。なかなか欲しい情報、信頼できる情報を得ることは簡単ではないかもしれません。
今回は独自のフリーペーパーを発行し続けている、津久戸町にあるJCHO(ジェイコー)東京新宿メディカルセンター(旧・東京厚生年金病院)の取り組みをご紹介します。

そのフリーペーパーの名は「大江戸つくどよろず診療所かわら版」。A3判のサイズの全カラー4頁の紙面には、様々な情報がギュッと詰まっています。例えば、院内で働く医師の紹介。どんな診療をしているのか、先生自らが説明されています。先生の大きな写真付きで「やさしそう〜」とか「イケメン!」とか親しみが持てる記事になっています。

ある号では、「緑内障」、「変形性股関節症」、「腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)」、と言ったどこかで聞いたことがあるけれど、ちゃんとは知らない病気について説明がされていたりもします。今の時代、ウェブサイトでも調べることができますが、日々患者さんと向き合っているだけあって、わかりやすい!

また、医師だけでなく、看護師さんの訪問看護活動の紹介、作業療法士や理学療法士など院内の様々な職種の人たちがどんな仕事をされているかを紹介する記事もあります。
さらには、患者さんたちによる患者会の結成のお知らせや院内でのコンサート川柳の会など、記事の内容は多岐にわたります。

かわら版」の発行は20年前にさかのぼります。
当時の病理部長さんの発案で、院内の様々な人たちが編集会議に集まり作り始められたそうです。取材当日の編集会議にも総勢14名のメンバーが集まっていました。歯科内科の医師看護師栄養士作業療法士検査技師、院内のコンピューターシステムを一手に引き受けるシステムエンジニアなど。そして、会議の司会を務めるのが、病院内図書館の司書さんです。

病院と聞くと、医師と看護師以外のお仕事にはなかなか思い至りませんが、一つの病院がこんなに色んな職種の方に支えられていることにまず驚き。
色んな切り口の記事が載せられているのは、院内の様々な職種の人たちが編集会議にこうして集まっているからのようです。

編集会議では、熱心に次号の原稿チェックや企画内容について話し合いが進んでいました。「かわら版」にとっての読者はまずはこの病院の患者さんたち。専門職ではない人たちにとって記事の中の用語はわかりやすいだろうか? という視点で点検していきます。

かわら版」のコンセプトは「わかりやすく、楽しく」。まずは、患者さんたちに病院に親しみを持ってもらうことを目指しています。ということで、「かわら版」が手に入るのは、主に病院の受付や待合室など。今後は、より地域の人たちに読んでもらえるように配布場所も広げていくことも考えたいそうです。

インターネット上には無数の医療情報が散らばっていますが、その信頼性については自分で判断するしかありません。自分の抱えている病気について情報が欲しい、病院ではどんな治療をしてもらえるのかについて知りたい、と思った時に、信頼できる医療機関が自ら発信する情報は、より安心できるものです。また、インターネットになじみがないと、こうしたフリーペーパーの存在はうれしいものです。

東京新宿メディカルセンターの最初についている「JCHO」とは、「独立行政法人地域医療機能推進機構」の略称です。2014年の4月から運営母体が変わり、1952(昭和27)年から親しまれてきた「厚生年金病院」から名称が変わりました。ますます地域の医療機関としての役割は大きくなっていくことになるようです。そのなかで「かわら版」が地域の人と病院をつなぐ大切なきっかけになっていくのかもしれません。

次回に続く

by Aa-chan

編集部全員の写真を撮影して頂きました~♪

JCHO東京新宿メディカルセンター

〒162−8543 東京都新宿区津久戸町5−1
電話:03−3269−8111(代表)

http://www.tkn-hosp.gr.jp/kouhou/index.html
「大江戸つくどよろず診療所かわら版」はこちらのウェブサイトでも読むことができます。